2021年現在、印刷・出版業界で主に使われているアプリケーションについてお話しします。
それはadobe製品のillustratorとphotoshop、indesignです。
フォントはモリサワフォント、フォントワークス等を使用しています。
上記のアプリやフォントは年間パスポートみたいなもので使用許諾を得てレギュレーションに乗っ取って使用しています。
決して安くはありません。
各アプリケーションには制作打つに対して適性があり、
名刺、看板、パンフレット、チラシ等はillustratorとphotoshopを主に使用します。
教科書や小説、カタログ等はindesignとphotoshopを主に使用します。
illustratorはそれこそイラスト制作やオブジェクト作り(単純に言えば四角や丸などデザイン上の飾り付け)等
一般的に想像するデザインをする上で主に使用します。
photoshopはillustratorではできない画像の編集を得意としています。
写真の色彩をキレイにしたり、切り抜いたりいろんな事ができます。
一例として皆様が行った事があるであろうマクドナルドの店舗に吊ってある壁面サイネージメニューやレジに置いてある
メニュー表などもこの組み合わせで制作してあるかと思います。
indesignは教科書や小説等ページ数が多い印刷物に対して使用します。
理由としてはページ管理に関する事が得意なアプリだからなのですが、具体的に一例をあげるとすれば
300ページの小説での各ページ下端にページ数が印字されているとして、
そこに使用しているフォントを変更したい場合など、indesignで制作してあれば一括であっという間に
変更がでるという具合です。制作物の全ページ共通となる見栄えをルール化・管理して
そのルールが影響している部分をいっぺんに管理できるのです。
このように印刷物デザイン制作は適性を知ったうえで合ったアプリケーションを選択して制作していくことが大変重要に
なります。
フォントはたくさんあるほどデザイン性の幅が広がるので買ったばかりのPCについているデフォルトのフォントだけでなく
パスポートを利用することになるでしょう。でも各印刷物にはフォント使用の様式美的な暗黙のルールがあるのでそれに
逸らさずフォントを選ぶ事も重要になります。